軽貨物車両として登録するには?

軽貨物運送業を事業として行うには黒ナンバー化が必要になります。

そして黒ナンバーにするには乗用車ではない、軽貨物車両を表す4ナンバーで登録できる事が必要です。

 

ちょっとややこしいのですが、軽自動車の貨物車として登録すると黄色のナンバーでも4ナンバーとなります。
地名の後ろの3桁の番号の先頭の1文字目が4となるのです。

 

4ナンバー化の条件とは?

そしてこの軽貨物車としての4ナンバー登録をするには、法律で決められた車両としての満たさなければならない条件があります。

前提となる考え方は荷物を運ぶための車なので、荷物を運ぶ車としての基準が決められています。

 

大きく分けると、

 

  1.  荷物を出し入れする開口部の面積
  2.  

  3.  荷物を置く場所の広さ

 

 

この2つについて、決められた基準値を満たしていれば

軽貨物車両としての申請をして認可が下りる事になります。

 

1の開口部の面積は車の後部または側面部が軽貨物車であれば縦と横の長さが800㎜以上、軽乗用車であれば縦600㎜、横800㎜以上となっています。

そして投影面積が軽貨物車は0.64平方メートル、軽乗用車は0.48平方メートルとなっています。

 

開口部の縦横を掛け合わせると、投影面積と同じになるので、長さだけ満たしていればいいかというとそうではなく、開口部が四角形であればいいのですが、四角形でない可能性もあるので、投影面積が決められています。

極端な事を言えば、縦、横の長さは満たしていても、真ん中あたりが大きく凹んでいて、ひょうたんのようになっていたとすると、荷物を出し入れするのが困難になるからです。

 

 

2の荷物を置く場所の広さですが、前の席よりも後ろの荷室の床面積が軽貨物車は1平方メートル、軽自動車は0.6平方メートルと決まっています。
これは後ろの席を畳んで平にした状態、もしくは取り外した状態でという事になります。

以上の2つが基本的な要求事項なのですが、これだけであれば軽貨物車だけでなく、軽自動車さえも多くの車種で基準を満たしていることになります。

 

ですが、もう一つ基準があり、それが満たせないがために限られた車種のみが軽貨物車としての登録基準を満たせることになっているのです。

 

それは何かというと、シートを全部起こした状態、つまり後部座席も起こした状態で、後部座席の人が乗るスペースよりも、残された荷物を置くスペースの方が広くなければならないと規定されているのです。

 

ですので、元から軽貨物車として作られている軽は後部座席の足元が狭くなっていて、人を後部座席にゆったりと乗れるようには作られていないのです。

 

 

そして、さらに荷物を積める総重量が2列目以降の最大乗車した乗員の総重量よりも大きい事が必要になっています。

 

ということで、軽貨物車として作られている軽バンタイプは、元からこれらの基準が満たされるように作られています。

 

 

どのようにすれば軽乗用車が軽貨物車両にできるのか?

とすると、普通軽乗用車は4ナンバーとして登録できないのかというと、改造すればできるのです。

 

改造と言っても上記の条件を満たせばいいわけですから、基本的にはそれほど難しくはありません。

 

と言っても、開口部が基準を満たしていない場合などは、簡単な改造では済みませんので、ワンボックスタイプの軽乗用車であれば、たいていは開口部の基準は満たしていますので、あとは荷室の床面積を満たせればいいことになります。

 

ではどのように改造するのかというと、後部座席を取ってしまうのです。
もしくは畳んだ状態で絶対に起こせないように固定します。

 

起こせないようにするよりは、取ってしまった方が手っ取り早いので、たいていは取ってしまう方を選択します。

後部座席が付いていると、通常の軽乗用車は後部座席の方が広く作られているため、基準を満たせなくなってしまうので、後部座席を取ってしまえば、そもそも後部座席は起こせないので、基準を満たせるという事になるのです。

 

これで、開口部と荷室の面積と重量の基準はクリアできるので、4ナンバーの登録申請をする事ができます。

 

軽貨物運送業として黒ナンバーを取得する前提として、車両が軽貨物車両として登録できるのかという事で見てきました。

既に所有している車両で黒ナンバーにしたいというのであれば、ともかく、これから車両を取得するのであれば、最初から軽貨物として作られている車種を選択したほうがいいことになります。

それはなぜかと言うと、最大積載量が普通乗用車を4ナンバー化した場合は100kgか150kgと少ないからです。

 

最初から軽貨物車である車両はたいていが350kgになっています。

 

荷物をナンボ積んでいくら収入になるという運送業にとって、最大積載量がそのまま収入に跳ね返ってきます。

 

ですので、とりあえず手持ちの車で初めて見るという以外は軽貨物車両を購入するのがいいでしょう。

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