軽貨物運送を始めるには

免許証も持っており、仕事を始められる状態であれば、
実際に軽貨物運送業を始めるには
大きく分けて2つの方法があります。

 

1.自分で営業をして荷主を探す方法

 

2.軽貨物運送会社に所属する方法

 

自分で営業して荷主を探す方法は、
文字通り自分で荷物を送って欲しい会社やお店などを探す
という事になります。

 

今まで運送関係の仕事をされていた方であれば、知り合い、
人脈を当たってみて、軽貨物で運ぶような荷物があるかどうかを
尋ねてみるといいでしょう。

 

継続的な仕事として、お仕事を貰わなければいけませんので、
単発ではなく、定期的に送る荷物があるかどうかが重要となります。

 

もちろん、単発のお仕事でも月に数回貰えるなどであれば、
そういった会社をいくつか探して、

 

トータルで見て、稼働日数が月30日のうちの働きたい、
もしくは収入を得たい目標に届くようであれば問題ありません。

 

自分で探す方法は営業力が重要となるので、
営業が苦手で、負担となるような方でしたら
あまりお勧めはできません。

 

また全て自分で行わなければならなく、
基礎知識や基本的な仕事のやり方なども、誰も教えてくれません。

 

社会人としての基礎的な事が備わっていれば、軽貨物運送を始めて、
実際にこなす事も、それ程難しい事はありませんが、

やはり自ら行うよりは、言われてみると再認識する
ような事も多々あるかと思います。

 

始めはそういった事で、出来ているつもりで出来ていない事で
苦労するかもしれません。

 

また黒ナンバーの車両も用意しておかなければなりません。
ナンバー自体の取得は時間さえあれば、それ程難しくはありません。

 

費用も2,000円もあれば、お釣りがくるくらいです。

 

こちらの記事もご参照ください。

黒ナンバー取得の流れ

 

賃金のやり取りも全て、仕事を直接貰う会社と行わなければならず、
細かなやり取りや会計などで時間を取られる事になります。

 

個人事業主として、経営者として様々な経験、知識を身に着けたい
という意欲的な方であれば、挑戦してみる価値はあるかもしれません。

 

もう一つは、軽貨物運送会社に所属して始める方法です。

 

こちらは既に多くの荷主様と契約しており、また運送会社同士で
仕事を与えたり、貰ったりというネットワークがありますので、
所属してすぐに働き始める事が可能です。

 

営業をする必要は一切ないのです。

 

その会社から与えられた荷主の元に派遣されて働くといった
イメージになります。

 

ご自身の働きたい曜日や時間帯などのスタイル、
収入の希望などを伝えると、
それに合わせた仕事を紹介してもらえます。

 

例えばシロネコ軽貨物便という会社に所属したとすると、
そのシロネコ軽貨物便が佐川急便やヤマト運輸や

 

Amazon、大中小の会社などから仕事を貰い、
その仕事を配分してくれることになります。

 

ですので、働く先は佐川急便、ヤマト運輸やAmazonなどの
大手企業から大中小の企業やお店など様々になります。

 

大抵の軽貨物運送会社は社員として雇うよりも、
委託契約という形で契約し、
ドライバーは仕事を請け負う形になります。

 

ですので個人事業主として働くということになります。

 

会社に出勤して、帰りも立ち寄るという事はほぼなく、
荷物を積む場所に直行し、帰りは最後に荷物を下ろした出先から
直帰することになります。

 

車も大抵の会社はレンタルやリースで貸し出しもありますので、
最初から自前で車を用意する必要もなく、
とりあえず始めてみたいという場合には適しています。

 

所属するとすぐに車の購入を勧められるところは注意してください。
購入してしまうと、やめるに辞めれず、

 

のちのちまで、車の支払いも負担となってしまいますので、
この業界で長くやっていくと決めてからでも
購入は遅くはありません。

 

求人広告などを探すと、いろいろな軽貨物運送会社が
見つかるかと思います。

 

一度連絡を取って、面談などをして話してみて、
契約内容や印象などを確かめておくのがいいでしょう。

 

評判の良くないと噂の会社もありますので、
気になるようでしたら、実際に会って話してみるのが一番です。

 

以上、お伝えしたように、軽貨物運送を始めるには、
免許証さえあれば、他には資格もいらずに
簡単に開始する事ができます。

 

また割と自由な仕事で、人間関係のわずらわしさも無く、
そういった苦労をしたくないという方には最適な仕事ですので、
自分の人生をより楽しみたい方には向いていると言えるでしょう。

 

カテゴリ:軽貨物運送の始め方 

黒ナンバー取得の流れ

軽での運送事業を始めたい場合に必須なのが黒ナンバーです。

 

 

取得の方法はかなり簡単で、自分でも出来るので、

 

時間のある方はご自身でおこなってみるのもいいでしょう。

 

 

まず行くところはナンバーに記載される地域を管轄している、

 

「運輸支局」というところになります。

 

 

その次に同管轄の「軽自動車検査協会」になります。

 

 

必ず2か所に行かなくてはならないのですが、

 

同じ敷地にある場合と、

 

地域によっては少し離れている場合もあるので、

 

良く調べてから行きましょう。

 

 

そして、これらの手続きを行うところはお役所です。

 

午後4時までに書類を提出する事が必要です。

 

 

ギリギリに行って少しでも午後4時を過ぎると、

 

きっちりと受付拒否されますので注意しましょう。

 

 

 

まず始めに、「運輸支局」に行くのですが、

 

そこで提出する書類は以下の4種類となります。

 

 

提出する書類は、インターネットで入手できるので、

 

印刷してから、あらかじめ記入して行く方がいいかと思います。

 

 

特に「運賃料金表」というものを提出するのですが、

 

以下のリンクから運賃料金表が印刷できます。
↓↓↓
「運賃料金表」ダウンロード

 

 

割と細かく記入しないといけませんので、

 

その場で書くと時間が掛かってしまいます。

 

この運賃料金表というものは、本来であれば社員を雇って

 

その社員に支給する運賃を記入するのですが、

 

軽貨物運送は個人の方が業務委託契約で個人として始める方が

 

多いかと思います。

 

 

ですので、請負先の会社がまだ決まっていない場合など、

 

黒ナンバーを取得する時点では、

 

賃金が分からない事もあるかもしれません。

 

 

そのような場合は、個人事業主でもありますので、

 

自分に運賃をどれ位支給するのかという観点で

 

記載すれば大丈夫です。

 

厳密に額をチェックされるわけではありませんので。

 

 

 

その他に

 

「貨物軽自動車運送事業経営届出書」、

 

「事業用自動車等連絡書」、

 

「車検証のコピー」

 

が必要となります。

 

 

「貨物軽自動車運送事業経営届出書」は国土交通省の

 

以下のURLからダウンロードして印刷できますので、

 

あらかじめ記入しておくと良いでしょう。

 

車検証を参考にすれば、難しい記入項目は無いかと思います。

 

「貨物軽自動車運送事業経営届出書」ダウンロード

 

 

 

「事業用自動車等連絡書」は各管轄地域のホームページから

 

入手できますが、神奈川県であれば以下になります。

 

こちらも車検証を参考にすれば記入できる内容になります。

 

「事業用自動車等連絡書」ダウンロード

 

 

 

以上の4点の書類を提出し、発行された「事業用自動車等連絡書」を

 

持って、「軽自動車検査協会」に向かう事になります。

 

ここでは、実際に黄色ナンバーを外して、

 

黒ナンバーを貰う事になります。

 

ですので、外した黄色ナンバーを持参するか、

 

その場まで黒ナンバーにしたい軽自動車で向かわなければなりません。

 

「軽自動車検査協会」でも書類を提出するのですが、

 

管轄によって多少異なりますので、担当の管轄に問い合わせてみるのが

 

よいでしょう。

 

 

それ程難しくはないですが、

 

書けないと思ったら代書屋さんもありますので任せるとよいでしょう。

 

だいたい早ければ30分も掛からずに

 

新しいナンバーを発行してもらえるかと思います。

 

 

 

以上が黒ナンバー取得のための流れになります。

 

 

 

 

始める前に知っておきたい、軽貨物運送で必要な経費・道具は?

 

 

 

 

カテゴリ:軽貨物運送の始め方 

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