スズキ エブリイのオーナーズレポート

2005年から2015年まで販売されていた、5代目スズキ エブリイのオーナーズレポートをお届けしたいと思います。

軽貨物運送で車両を購入しようと考えている方にとっては、コストを抑えられる中古車も視野に入っていると思いますので、この記事を読んで参考にして頂ければと思っています。

筆者が乗っていたのは、スズキ エブリイ ジョイン ハイルーフ ターボ ATになります。
DA64という型式に乗っていたのですが、外装は精悍なマスクで筆者はお気に入りでした。

このマスクは2015年から現在も生産されている現行車にも受け継がれていて、外観上は殆ど同じですね。

良く見るとドアミラーやドアノブに違いが見られ、フロントマスクもグリルの横幅が広くなったり、ライトの形状が若干違いますが、ぱっと見の違いはあまり感じられませんね。

■2005年 - 2015年 後期型 エブリイ

「出典:カーセンサー」

https://www.carsensor.net/catalog/suzuki/every/F004/

■2015年- 生産中 エブリイ

「出典:カーセンサー」

https://www.carsensor.net/catalog/suzuki/every/F005/

エブリィにはエブリィワゴンという運送用ではない乗用車タイプもありますが、筆者は軽貨物運送で利用するので、このタイプに乗っていました。

中古車で10年落ち、走行距離は約8万キロでしたが、非常に元気がよく、最後に手放すまで故障もなく走ってくれました。

中古で購入する時にいくつかの中古車販売店の方に話を聞いたのですが、20万キロまでは持つ丈夫な車と言われていました。

仕事での使用状況としては、午前中はルート配送で短い距離を走ったり止まったりを繰り返しての配送。

その後、午後から高速道路を使って長距離を積み荷地から配送先まで一気に走るという、車にとっては両極端な走行条件で毎日走っていました。

配送先によっては高速だけで往復500㎞くらいを走る事もありました。

街中での走行は荷物を積んでいない空荷の状態であれば何の問題もなく、軽快に走ってくれました。
荷室を最大積載量ギリギリまで積んだ満載での時でも問題なく走ってくれました。

荷物を積んでいる状態だと荷物が崩れたりしないように、左右、前後の揺れは極力抑えて走らなければならないので、加速性能やブレーキ性能、コーナーリングの性能などはほぼ関係なくなるというのもありましたが、上り坂などでも十分に走行してくれていました。

荷物を積んでいない時の移動時では、加減速は問題なく、むしろ軽というのもあり、気持ち良い加速をしてくれて、ハンドリングも素直で操縦性もよかったです。

高速道路でもターボの加速力でスムーズに走行車線に合流できますし、追い越し車線にレーンチェンジして追い越しを掛ける時でも、普通に追い越しを掛けられる車でした。

ただ、高速道路で荷室が満載での走行は経験が無かったので、満載時の高速走行は何とも言えません。

また高速走行時は、軽自動車としてはエンジンへの負荷は大きいので、騒音が大きいのは仕方ありません。

ジョインというモデルは多少の防音性能を上げたモデルなのですが、それでも普通車とは比較できない騒音レベルにはなってしまいます。
仕事で使うと思って、そこは割り切るしかありませんね。

内装はいたってシンプルで無駄のない作りになっていました。
ATのレバーはLの形をして突き出ており、手が届きやすく、操作しやすくなっています。

ダイハツのハイゼットで見られた、ボールペンを刺せる穴があったり、フロントガラスの上に地図や薄いものなら収納できる箇所はないのですが、必要ない人には必要ないものなので、よく言えば無駄のない作りといったところでしょうか。

荷室ですが、ジョインというモデルは商用軽貨物の中で内装をややグレードアップしたモデルなので、
後部座席に人が乗車した時でも快適な作りになっています。

そのため後部座席を折り畳んだ時にやや斜めに傾斜してしまいました。
フルフラットにはなるのですが、少し斜めになるという点は、改善してほしかったポイントです。

軽貨物も含めて荷物を運ぶトラックやバスなどは流体式トルコンのオートマチックトランスミッションは不向きと言われています。
なぜなら簡単に言えばエンジンの回転とタイヤの回転が機械的に結合しておらず、間に流体を介しているので、滑りが大きくなってしまいトランスミッションの負担が大きくなるからです。


またこの滑りで加速がもたついたり、鈍くなってしまうからです。
しかしこのエブリィは故障もなく走ってくれました。
特に加速が鈍くなるという事も無かったですね。

他にオートギアシフトという自動で変速をしてくれるモデルもあるのですが、そちらはベースがマニュアルトランスミッションなので、ATとは違います。

AT=オートマチックトランスミッションのオートという意味では自動で変速をしてくれるのですが、トランスミッションの分類から言うと別物になります。

気になる燃費ですが、街乗りでおよそ10~12キロくらい、高速で12~14キロくらいでした。

筆者はAT車に乗っていたのですが、MTであればATよりも2~4キロくらいはカタログ燃費は良いようです。

軽貨物運送の仕事車としては、申し分のない選択肢の一つだと思います。

カテゴリ:軽貨物車レビュー 

軽貨物運送に最適な軽バンの車種は?

軽貨物運送に最適な車種をまとめてみました。

スズキのエブリイバン

<出典元:スズキ自動車

ダイハツのハイゼットカーゴ

<出典元:ダイハツ

ホンダのN-VAN

<出典元:ホンダ

この3車種が現在販売されています。

あれ?他のメーカーからも出ているはずだけど?
と思った方は正解です。

実は他のメーカーからも販売されています。
上記3種類だけ上げたのは、設計、製造、販売をしているメーカーなのです。

他のメーカーは自分たちで設計、製造はしていないけど、販売だけしています。
どういう事かというと、OEMで上記3メーカーから供給を受けているのです。

OEMというのは簡単に言えば、例えばマツダであれば、マツダのブランドマークを付けて、スズキから供給を受けて販売しています。

ですので、デザインや中身は全く同じで、ブランドマークだけ変えて販売しているのです。

ということで、上記3社からOEM供給を受けて販売だけしているメーカーを以下に記載してみます。

スズキのエブリィから供給を受けているマツダはスクラム バンという名前で販売しています。

<出典元:マツダ

日産もNV100 クリッパーという名前でエブリィを販売しています。

<出典元:日産

三菱はミニキャブバンという名前でエブリイを販売しています。

<出典元:三菱自動車

トヨタは系列のダイハツから供給を受けて、ピクシス バンという名前で販売しています。

<出典元:TOYOTA

スバルもトヨタと提携している関係で、ダイハツからサンバー バンという名前で販売しています。

<出典元:SUBARU

ですので、国内の乗用車メーカーは全て販売しているのですが、実際に製造しているオリジナルメーカーはスズキ、ダイハツ、ホンダのみという事になります。

本家から買うのか、OEM供給を受けている他のメーカーから購入するのかは、メーカーへのこだわりや名前で決めるという事になります。

グレードが同じであれば中身はほぼ同じでですし、価格もほぼ同じ設定になっています。

ただしメーカーによって、設定のグレードの種類が少なかったり、特別なグレードを設けている場合もあるので、カタログなどを見て比較してみるのもいいでしょう。

カテゴリ:軽貨物運送の始め方 

軽自動車を事業用貨物ナンバーにするメリットは何でしょう?

そもそも荷主、つまり荷物を委託する側、運賃を支払う側の企業が、
黒ナンバー以外には配送を任せない場合が殆どです。

 

個人事業主である軽貨物配送ドライバーは、黒ナンバーにしていることで、事業車としての信用を得られやすくなります。

 

それ以外の最大のメリットは税金が安くなる事です。

 

軽自動車自体が普通自動車に比べて税金が安いのですが、貨物用の営業ナンバーである黒ナンバーにするとさらに安くなります。

 

なお、平成28年度から軽自動車の自動車税が変更になり、平成27年3月31日までに最初の車検を受けた場合は旧税率が適用され、平成27年4月1日以降に新規の車検を受けた場合は新税率が適用されます。

 

毎年掛かる自動車税は以下のようになっています。

 

  • 自家用貨物車
    旧税率 4,000円
    新税率 5,000円

 

  • 営業用貨物車
    旧税率 3,000円
    新税率 3,800円

 

  • 自家用軽乗用車の場合
    旧税率 7,200円
    新税率 10,800円

 

営業用貨物車と自家用軽乗用車の差は新税率で7,000円もの差になります。

 

車検毎にかかる重量税だと自家用貨物車では3,300円、営業用貨物車では2,600円、また、よく黒ナンバーは車検が1年ごとなどと、言われていますが、実際は新車購入後の最初の車検が普通車は3年、貨物車は2年と違いますが、その後はどちらも2年毎と同じです。

 

税金面でお得だから、じゃあ事業では使わないけど、黒ナンバーにしてしまおうか、と早まる事はやめましょう。

 

メリットの反面、デメリットも存在します。

 

普通乗用車として売られている、軽自動車はそのまま申請しただけでは、黒ナンバーにする事はできません。

 

詳しくはこちらの記事を読んでみてください。

軽貨物車両として登録するには?

デメリットとしては、後部座席が無くなる事、任意保険が高くなる事です。

 

普段から運転手と助手席位しか座らないのであれば問題は無いですが、3人以上乗る事は出来なくなってしまいます。

 

また任意保険は事業として毎日乗る事を想定して、リスクがその分高まるために割高となっています。

 

これらのデメリットとメリットを天秤にかけて決めましょう。

軽貨物車両として登録するには?

軽貨物運送業を事業として行うには黒ナンバー化が必要になります。

そして黒ナンバーにするには貨物車両を表す4ナンバーもしくは6ナンバーで登録できる事が必要です。

ちょっとややこしいのですが、軽自動車の貨物車として登録された車のナンバーは、黄色のナンバーでも4ナンバーか6ナンバーとなります。

4ナンバー、6ナンバーというのは、地域名の後ろに続く分類番号と呼ばれている番号の2桁もしくは3桁の先頭の1桁目が4であれば4ナンバー、6であれば6ナンバーと呼びます。

※最近は分類番号の2桁目、3桁目に番号ではなくアルファベットが使われることもあります。

ちなみに軽乗用車は5ナンバーか7ナンバーとなります。

4ナンバー・6ナンバー化の条件とは?

そしてこの軽貨物車としての4ナンバー登録をするには、法律で決められた車両としての満たさなければならない条件があります。

前提となる考え方は荷物を運ぶための車なので、荷物を運ぶ車としての基準が決められています。

大きく分けると、

  1.  荷物を出し入れする開口部の面積
  2.  荷物を置く場所の広さ

この2つについて、決められた基準値を満たしていれば軽貨物車両としての申請をして認可が下りる事になります。

1の開口部の面積は車の後部または側面部が軽貨物車であれば縦と横の長さが800㎜以上、軽乗用車であれば縦600㎜、横800㎜以上となっています。

そして投影面積が軽貨物車は0.64平方メートル、軽乗用車は0.48平方メートルとなっています。

開口部の縦横を掛け合わせると、投影面積と同じになるので、長さだけ満たしていればいいかというとそうではなく、開口部が四角形であればいいのですが、四角形でない可能性もあるので、投影面積が決められています。

極端な事を言えば、縦、横の長さは満たしていても、真ん中あたりが大きく凹んでいて、ひょうたんのようになっていたとすると、荷物を出し入れするのが困難になるからです。

2の荷物を置く場所の広さですが、前の席よりも後ろの荷室の床面積が軽貨物車は1平方メートル、軽自動車は0.6平方メートルと決まっています。

これは後ろの席を畳んで平にした状態、もしくは取り外した状態でという事になります。

以上の2つが基本的な要求事項なのですが、これだけであれば軽貨物車だけでなく、軽自動車さえも多くの車種で基準を満たしていることになります。

ですが、もう一つ基準があり、それが満たせないがために限られた車種のみが軽貨物車としての登録基準を満たせることになっているのです。

それは何かというと、シートを全部起こした状態、つまり後部座席も起こした状態で、後部座席の人が乗るスペースよりも、残された荷物を置くスペースの方が広くなければならないと規定されているのです。

ですので、元から軽貨物車として作られている軽は後部座席の足元が狭くなっていて、人を後部座席にゆったりと乗れるようには作られていないのです。

そして、さらに荷物を積める総重量が2列目以降の最大乗車した乗員の総重量よりも大きい事が必要になっています。

ということで、軽貨物車として作られている軽バンタイプは、元からこれらの基準が満たされるように作られています。

どのようにすれば軽乗用車を軽貨物車両にできるのか?

とすると、普通軽乗用車は4ナンバーとして登録できないのかというと、改造すればできるのです。

改造と言っても上記の条件を満たせばいいわけですから、基本的にはそれほど難しくはありません。

と言っても、開口部が基準を満たしていない場合などは、簡単な改造では済みませんので、ワンボックスタイプの軽乗用車であれば、たいていは開口部の基準は満たしていますので、あとは荷室の床面積を満たせればいいことになります。

ではどのように改造するのかというと、後部座席を取ってしまうのです。
もしくは畳んだ状態で絶対に起こせないように固定します。

起こせないようにするよりは、取ってしまった方が手っ取り早いので、たいていは取ってしまう方を選択します。

後部座席が付いていると、通常の軽乗用車は後部座席の方が広く作られているため、基準を満たせなくなってしまうので、後部座席を取ってしまえば、そもそも後部座席は起こせないので、基準を満たせるという事になるのです。

これで、開口部と荷室の面積と重量の基準はクリアできるので、4ナンバーの登録申請をする事ができます。

軽貨物運送業として黒ナンバーを取得する前提として、車両が軽貨物車両として登録できるのかという事で見てきました。

既に所有している車両で黒ナンバーにしたいというのであれば、今説明したような改造が必要になる場合がありますが、これから車両を取得するのであれば、最初から軽貨物として作られている車種を選択したほうがいいです。

それはなぜかと言うと、最大積載量が普通軽乗用車を4ナンバー化した場合は100kgか150kgと少ないからです。

最初から軽貨物車である車両はたいていが350kgになっています。

荷物をナンボ積んでいくら収入になるという運送業にとって、最大積載量がそのまま収入に跳ね返ってきます。

ですので、とりあえず手持ちの車で始めてみる、という以外は軽普通車両ではなく、初めから軽貨物車両を購入するのがいいでしょう。

始める前に準備しておきたい軽貨物運送に必要な道具など。

軽貨物車両のタイプ

軽貨物バンには低温車と常温車の大きく分けて2種類あり、その種類によって受けられる仕事が変わってきます。

 

低温車は維持できる温度が何度まで設定できるかで2種類に分けられます。

 

マイナス20℃以下、マイナス30℃まで冷やせる冷凍車、+5度から0℃まで冷やせる冷蔵車に分けられます。

 

冷凍車はアイスクリームや冷凍食品の運搬、冷蔵車は生鮮食品である野菜や肉、魚などの運搬向けになります。

 

冷凍・冷蔵車の方が常温車に比べて出回っている台数が少ないため、受給のバランスで言えば、需要が多く供給が少ないため、仕事が無くて困る事は少なくなります。

 

また運賃も高く設定されている場合が殆どです。

 

ただしメリットばかりでなく、デメリットもあり、冷蔵車、冷凍車は荷室が専用になるので、普通車のように仕事以外で人を後部座席に乗せる事はできなくなります。

 

完全な仕事専用車と割り切る事になります。

 

また冷凍するために電力を使いますのでその分バッテリーの寿命が短くなり、冷凍にはエンジンの動力を利用するために燃費も悪くなります。

 

貴重な低温車ですが、逆に考えると融通があまり利かないので、緊急で入る高単価のスポット便などの仕事はやり難くなります。

 

相対的な仕事の多さ、運賃が高いことと、維持費や仕事以外での使い勝手の悪さを考えて低温運搬の荷物専門でやっていくのか、常温の普通車でやっていくのかをよく考える必要があります。

 

 

 

常温車にはバンタイプの車両と、赤帽などで良く見かける幌車があります。

幌車は荷室の形状が違うだけで運ぶものは常温になります。

メリットとしては、荷室が一体型のバンと比べると背の高い荷物を運べたり、運転室に臭いが入り込まないので、臭いが出たり、工業製品で多少の汚れた荷物も運べたりします。

 

デメリットとしては鍵が掛からないため、盗難の心配があったり、外部からの埃が徐々に溜まりってきて汚れが付きやすいといったことがあります。

バンタイプの魅力は仕事以外では普通車となり、家族や友人を載せてレジャーでも使えるという事があります。

 

また自分で購入して所有すれば、外観のパーツや装備を変えてかっこよくしたり、おしゃれにもできます。

 

メーカーで販売しているグレードで乗用車に近いグレードもあるので、シートが快適な作りになっていたり、軽貨物専用ではなかなかない、リモコンドアロックやオートパワーウインドウといった装備が付いていて、快適なモデルが選べるという事があります。

 

ただ、乗用車に近いグレードは後部座席のシートも荷物専用タイプよりも構造や作りがしっかりしているため、シートを倒してフラットにした時に、多少斜めになってしまい、まっ平なフラットになり難いという欠点がある車種が多くなります。

 

常温にするか低温にするか、一度決めて車両を購入してしまうと、簡単には変えられないので、じっくり考える事が重要です。

 

始めたばかりの頃は、まずはリースやレンタルで常温で慣れてから低温に挑戦してみる事をおすすめします。

 

 

カテゴリ:軽貨物運送の始め方 

ダイハツ ハイゼットの使い勝手

2004年から続いていた先代の
ダイハツ ハイゼットカーゴが2017年11月に
フルモデルチェンジされましたね。

 

 

軽貨物運送を始める方や既に始めている方でも
中古車を購入する方は多いと思いますので、
参考までに私が過去に乗っていた
先代のハイゼットカーゴの感想を
独断と偏見でお届けしたいと思います。

 

 

 

乗っていたのは、クルーズ ハイルーフのNA、
つまりターボでないモデルでオートマでした。

 

街乗り、高速と半々位で走りましたが、
街乗りは全く問題ない走り、
というか気持ち良い走りでした。

 

 

NAらしいリニアな加速、FRのハンドリング、
操縦していて楽しい車でした。

 

ハンドリングは切った分曲がってくれて、
素直に曲がってくれました。

 

重さも適度にあり、ふにゃふにゃした感がなく、
剛性感がありました。

 

 

トランスミッションは
配送で利用する場合は
MTを選ぶ方も多いと思いますが、

 

私の場合はGoogleマップを
スマートフォンで操作して、
配達先を探すことが多いので、
マニュアルだと操作しずらい
という理由からATを選択しました。

 

オートマはなんと下り坂では、
手動でオーバードライブを解除したり、
シフトダウンしなくても、

 

トランスミッション制御が自動で
シフトダウンしてくれます。

 

下り坂で速度が出すぎて嫌だなというときに、
タイミングよくシフトダウンして
エンジンブレーキが利きます。

 

これは優秀なトランスミッションの制御でした。

 

軽自動車のAT制御でも
しっかりと考えられて作られているんだなと
感心しました。

 

 

運転の楽しさなら軽バンでも
十分に味わえることが分かりました。

 

 

内装の使い勝手も、お仕事向けの車という事で、
至る所に使いやすい装備がありました。

 

 

メーターパネルの右横のあたりと
ドアのピラーのあたりに
ボールペンがさせる箇所が2か所程あり、
これは便利です。

 

軽貨物での配送の仕事は
伝票に何かをメモったり、距離をメモったり、
時間をメモったり、宛先をメモったりする事が
多いのでペンは欠かせません。

 

右手をすっと伸ばして届くところに
ペンがさせる穴が開いているのは
細かいところですが、非常に便利でした。

 

 

そしてバイザーの上あたりに
ワンルームマンションでいうと
ロフトのような作りのちょっとしたスペースがあり、
そこに書類や薄手のものを置けるので、
これも便利な点でした。

 

 

 

外装のデザインは、好き嫌いはありますが、
フロントマスクは
私はあまり好きではありませんでした。

 

デザインはもう少し何とかしてほしかったですね。

 

軽貨物の仕事は運転が好きなら楽しめる仕事だ
という事が
あらためてこの車で実感しましたね。

 

 

同じ運送業でもトラックだと運転は
楽しめないかなと思います。

 

4t以上であれば、狭い道では気を遣うし、
後ろなどは見難いくいし、
軽快にキビキビは走らないので、
運転は疲れそうです。

 

逆にキビキビ走られると怖いですが。

 

その点、軽貨物運送業は軽自動車なので、
よほど型落ちの走行過多の
状態が悪い車でなく、エンジンが元気であれば、
加速も十分で良く走ります。

 

 

高速はノンターボだとさすがに
100㎞以上出すと回転数は高くなり、
エンジン音は大きくなりますが、
仕事車と割り切れば許せます。

 

燃費はだいたいリッターあたり12km前後でしたね。

 

配送で使う場合に気になる肝心の荷室ですが、
他の軽バンと比べても遜色なく
最大クラスだと思います。

 

もちろんフルフラットになるので、
荷物もしっかりと安定して積む事ができます。

 

中古車で何を買おうか迷っている方は、
ダイハツのハイゼットカーゴは
悪くはない選択かと思います。

 

 

カテゴリ:軽貨物車レビュー 

軽貨物業に必要な道具や経費

軽貨物運送を始めるにあたり、最初から揃えておかなければならない道具や必要な経費を見ていきたいと思います。
これらの道具や経費は実際に始めてみれば分かるものですが、分かってから揃えても遅いものも多いので、最初から準備して揃えておく必要があります。

 

最初は先輩運転手の助手席で様子を見る事ができる場合もありますが、場合によってはいきなり自分一人に任されることもあります。
そんな時に道具が無いと効率がかなり悪くなったり、大変な目に合うのは自分になりますので、きっちりと道具の必要性を理解して揃えておきましょう。

 

必要な道具

  • 軍手
  • 台車
  • ボールペン
  • ガムテープ
  • カッター
  • ロープ
  • クリップ
  • 汎用の伝票
  • 作業着
  • スマホの車載用充電器
  • ナビ
  • ドライビングレコーダ
  • ETC車載器
  • クレジットカード
  • 電子マネー

 

必要な経費

  • ガソリン代
  • 高速代
  • ETCカード
  • コインパーキング代
  • 駐車場代
  • オイル交換代
  • タイヤ交換代

 

 

最低限必要なものを記しましたが、この他にも便利で効率が上がるような道具や運ぶ荷物の種類や特徴によってはあった方がいいものがある場合もあります。

 

 

上から順にみていきます。

 

軍手は使わない人もいますが、冬場の乾燥したシーズンは手が滑りやすく、荷物が落ちてしまって中身がダメージを受けたり、箱が少し潰れるだけでも、荷下ろし先によっては受け取り拒否となりますので、軍手をして荷物を落とさないようにしたほうがいいでしょう。

ゴムがすり減ってきたり、汗で不潔になってきますので、定期的に取り換えた方がいいでしょう。

 

余談ですが、段ボールが僅かに凹んだだけで、受取拒否をされる荷下ろし先があるのですが、荷下ろし先が会社の場合で、その会社がさらに別のお客さんの元へ商品を運んでいたり、別の業者へ卸しているような会社は拒否される場合が多いようです。

 

そのお客さんも自分の大事なお客さんに、箱のつぶれた商品を渡したくはないのでしょう。

 

そういった意味で自社で使う荷物であったり、個人宅などでは嫌がられる事はありますが、受け取り拒否されるの事は少ないです。

 

こういった事は、始めはなぜこれくらいで受け取り拒否するのか、と不満に思ったりするかもしれませんが、相手もお客さんからクレームを言われたくないとか、また自分自身もプロである自覚をもって,荷物はぞんざいに扱わない、しっかりと持つという意味で軍手は必須と考えましょう。

 

 

台車

荷台から荷物を降ろしてすぐの場所が荷物置き場や手渡し場所とは限りませんので、例え数十メートルであっても、少し離れた場所に荷物を運ぶのに台車が欠かせません。

 

まとまった個数を運ぶ場合は特に、一つずつ運ぶとかなり効率が悪くなります。

 

耐加重は100kgもあれば十分かとでしょう。少し余裕を持たせたいなら150Kgでもよいかもしれません。

 

ただ、あまり大きいと台車が荷室を占有する割合が大きくなってしまい、荷物をギリギリ一杯に積んだら台車が入らなかった、なんて事もあり得ます。

 

耐荷重が小さいと軽量になるので、扱いやすくていいという事もあります。

 

もう一つ大事な機能として、ストッパー付きをおすすめします。

ストッパーというのは、車輪が転がらないようにする機能のことです。

ブレーキとも呼ばれますが、動いている状態から止めるのではなく、車のパーキングブレーキのように止まっている状態から動かないようにする機能になります。

荷物を下ろす場所が平らなところだけという事は無いですし、例え緩い傾斜だったとしても台車は動いてしまいます。

道路に飛び出したり、人や自転車にぶつかって事故を引き起こすだけでなく、荷物も台車から落ちて破損してしまう事になりかねません。

ですのでストッパー付きのものを選ぶことをお勧めします。

 

 

 

ボールペンは荷下ろし先のお客様が印鑑やボールペンをもっていないときに素早く差し出すためにも、またちょっとした事や毎日の報告事項をメモするなど、何かと使う事が多いですので必須となります。

 

数か月は持ちますが、定期的な補充が必要になります。

 

 

ガムテープ
カッター

これらは、段ボールが少し開いていたとか破れていて、少し補修すればきれいになる場合に必要になります。

 

破れなどをごまかすという事ではなく、少し剥がれて開きかけている段ボールで中身がダメージを受けていない事が明らかであれば、剥がれを修正すれば済むのであれば、荷物のチェックをする無駄な時間が節約でき、相手の時間も自分の時間も無駄にしないという意味で必要なものになります。

あまりにも大きな破れなどは、荷下ろし先で確認してから修正しましょう。

 

 

ロープ

どうしても荷室いっぱいに詰め込む事は頻繁にありますし、荷崩れしないように考えて軽貨物に積み込むのは基本なのですが、どうしても崩れそうになる事は避けられません。

 

また荷物を降ろして少なくなってくると、空間が空いたところに崩れる場合もあります。

 

そのような場合にロープなどで固定すると荷崩れを防げます。

 

荷崩れすると、前述のように落とした時と同じで段ボールが凹んだり、中身が壊れたりすることがありますので注意が必要です。

 

 

クリップ

薄いものを止めるクリップと、伝票を挟んで風に飛ばされないため、あちこちバラバラになって失くなっててしまうのを防ぐ、配達前、配達後、配達エリアで分けるなどの工夫のためにマグネットが付いた、付いていなくてもいいですが、金属製の重たい挟み込むタイプのクリップが重宝します。

 

 

汎用の伝票

通常は荷主側で用意している既に伝票番号や宛先などの情報が印字された伝票がありますが、万が一失くしてしまった場合や稀に無い場合などは、汎用の伝票を用意しておいて、そちらに荷下ろし先の印鑑やサインをもらって、確かに配達したという証拠を取るために必要になります。

 

 

作業着

毎日運ぶ荷物は決まっているかと思いますので、その運ぶ荷物が個人宅への宅配便なのか、企業向けで工場などにも運ぶ事が多いのか、医療関連などの清潔感を求められる所が主なのか、その他荷物の種類は無数にありますが、自分で運ぶ荷物によって決まってきます。

普段着でも全く問題無い場合もありますし、工場向けの荷物を毎回運ぶなどで、汚れやすい荷物を扱う場合は作業着の方が汚れてもいいですので必要になります。
ただし、派手な服などは控えた方がいいでしょう。

 

また荷下ろし先によって、清潔感を求められる場合は汚い作業着や、つなぎや、だぼっとしたガテン系服よりは普段着の方がよいでしょう。

 

一番無難なのはチノパンとえり付きのポロシャツが一番かとは思います。

 

 

 

スマホの車載用充電器

最近のスマホのナビは無料のものでもかなり使えますので、車載専用ナビがいらないくらいですので、ナビとして使う場合は、電池の消耗も早いですので、また荷下ろし先や荷主、契約会社との連絡など、頻繁にスマートホンは使いますので、電池切れにならないように必須の道具となります。

 

電流容量の大きいものを使い、充電が遅くならないタイプのものが便利です。

 

 

ナビ

カーナビは一度揃えればよいものですが、できればあった方がいいです。

 

必須ではありませんが、Googleやヤフーが無料で提供しているナビがありますが、または有料でもスマホ用のナビはありますので、そちらでも十分代用可能です。

 

Googleやヤフーの無料のナビはGPS信号といって衛星からの電波がさえぎられてしまうような場所では使えなくなってしまう事があります。

 

ですので、スマホのナビをメインで使いつつも、車載専用のナビもあった方が無難です。

 

GPS信号はトンネルや都心の高いビルの合間、高速道路などの高架下、山間部などで受信できないですので、慌てないためにもナビで補えるのはいいでしょう。

 

 

ドライビングレコーダー

ドライビングレコーダーは最近は特に重要になってきました。

 

万が一の事故の場合の証拠にもなりますし、あおり運転をされた場合の証拠にも必須となりつつあります。
何かあったときの証拠画像を記録してくれるので、できるだけ備えておきたいですね。

 

選ぶポイントとしては、なるべく視野角の大きいものがいいです。横方向近くまでカバーできればより多くの証拠が残せます。
また後ろ方向も撮影できるバックカメラ付きであれば、後ろからのあおり運転の画像を撮れますので、バックカメラ付きの商品がいいですね。

 

リーズナブルな価格帯のものでもフロント方向170度とほぼ真横まで撮影できて、バックカメラ付き、その他にも駐車中の盗難時やいたずらなどでの衝撃を検知して撮影してくれたり、衝突時の録画データを保護してくれたり、悪天候や夜間の画質を改善してくれるなどの機能が豊富に付属しています。

 

 

 

ETC車載器はETCカードを使うためには必ず必要となります。
車に取り付けてETCカードを差し込むことにより、高速の料金所のETCレーンを通る事ができる機器になります。
取り付けにはセットアップなどが必要なので取り付け業者に頼むといいでしょう。
アンテナと本体が分離しているタイプだと本体の取り付ける場所の自由度が高くなり、外から見えにくいところに付けられるのでセキュリティー面でもよいでしょう。
高速道路はほぼ利用しないのであれば必要はないので、仕事を実際に始めて様子を見てから購入してもよいでしょう。
現金やクレジットカードで直接支払うよりも高速代が安くなるので、高速を利用する事があるのであればすぐに回収できると思います。

 

 

 

クレジットカードはガソリンを補給する時にあった方がいいでしょう。電子マネーや現金でもいいのですが、万が一ガソリンが無くなって現金の持ち合わせがない時や電子マネーが使えない時はJAFやレッカーのお世話になってしまいます。
またクレジットカードはポイントがたまるので、ポイントがどんどん溜まっていくという嬉しいおまけもあります。

 

電子マネーはガソリンスタンドによって対応しているものと、していない電子マネーがあるので対応しているものを選択するようにしましょう。スマートフォンに搭載している場合は別にカードを持っていなくても使えるのでさらに便利です。スマフォが電子マネーに対応していなければ、カードタイプの電子マネーを持っているといいでしょう。一例をあげると、ENEOSはセブンイレブンなどで発行しているnanacoが使えます。nanacoで支払うとガソリン代が安くなったり、nanaco自体にポイントがたまるので、特に軽貨物運送の仕事はガソリンスタンドとコンビニは欠かせませんので、nanacoを持っていてENEOSとセブンイレブンをよく使う方はポイントがたまりやすくなります。

 

ETCカードは高速を利用する事があるなら持っておきましょう。
料金書でETCで通れるだけで料金所待ちが無くなり、高速代もETC割引で安くなりますので、ETCカードは必須になります。
そして、ETCのマイレージサービスに加入しておきましょう。加入するとマイルがたまり、一定以上溜まると高速代として還元されます。

 

 

 

次に必要となる経費についてみてみましょう。

 

日々必要となる費用や、メンテナンスでかかる費用を上げています

 

 

ガソリン代は欠かせませんね。
支給はしてくれませんので、自分持ちになります。

 

高速代は全く高速を使わない場合もありますし、チャーターなどでは支給される場合が殆どですが、帰り道や、特に必要が無いのに高速を使う場合などでは自分持ちになります。

 

コインパーキング代は荷下ろし先で駐車するスペースが無い場合などにパーキングを利用する事もあります。

 

その場合は支給される場合とされない場合がありますので、事前に確認したほうがよいでしょう。

 

 

駐車場代は車両持ち込みの場合は、自宅に保管しますので、月極の駐車場代がかかります。

 

自宅の庭に止められれば掛かりません。

 

オイル交換代

オイル交換はターボ車であれば、特に気を使って4000~5000kmくらいでしておいた方が故障しにくくなると言われています。

 

ターボのタービンはかなり高温になりますので、オイルが高温になることにより酸化が早まり劣化して、劣化したオイルはエンジンを痛める事につながります。

 

 

タイヤ交換代

タイヤは1シーズン以上は持ちますが、安全に関わりますので、ケチってはいきません。

 

また冬季はスタッドレスタイヤはプロとして必須になります。
荷物を預ける荷主側から見た場合でも、スタッドレスに交換しているというのは、安心して任せられるという判断にもなります。

 

 

以上が必要な道具や経費となります。

その他にも車両代や車検代、保険代がありますが、これらについてはここではあげていません。

 

これらは、個人事業主として事業を行う場合は、確定申告で必要経費として収入から差し引くことができますので、領収書やレシートは必ずとっておきましょう。

 

軽貨物運送を始めるには

免許証も持っており、仕事を始められる状態であれば、
実際に軽貨物運送業を始めるには
大きく分けて2つの方法があります。

 

1.自分で営業をして荷主を探す方法

 

2.軽貨物運送会社に所属する方法

 

自分で営業して荷主を探す方法は、
文字通り自分で荷物を送って欲しい会社やお店などを探す
という事になります。

 

今まで運送関係の仕事をされていた方であれば、知り合い、
人脈を当たってみて、軽貨物で運ぶような荷物があるかどうかを
尋ねてみるといいでしょう。

 

継続的な仕事として、お仕事を貰わなければいけませんので、
単発ではなく、定期的に送る荷物があるかどうかが重要となります。

 

もちろん、単発のお仕事でも月に数回貰えるなどであれば、
そういった会社をいくつか探して、

 

トータルで見て、稼働日数が月30日のうちの働きたい、
もしくは収入を得たい目標に届くようであれば問題ありません。

 

自分で探す方法は営業力が重要となるので、
営業が苦手で、負担となるような方でしたら
あまりお勧めはできません。

 

また全て自分で行わなければならなく、
基礎知識や基本的な仕事のやり方なども、誰も教えてくれません。

 

社会人としての基礎的な事が備わっていれば、軽貨物運送を始めて、
実際にこなす事も、それ程難しい事はありませんが、

やはり自ら行うよりは、言われてみると再認識する
ような事も多々あるかと思います。

 

始めはそういった事で、出来ているつもりで出来ていない事で
苦労するかもしれません。

 

また黒ナンバーの車両も用意しておかなければなりません。
ナンバー自体の取得は時間さえあれば、それ程難しくはありません。

 

費用も2,000円もあれば、お釣りがくるくらいです。

 

こちらの記事もご参照ください。

黒ナンバー取得の流れ

 

賃金のやり取りも全て、仕事を直接貰う会社と行わなければならず、
細かなやり取りや会計などで時間を取られる事になります。

 

個人事業主として、経営者として様々な経験、知識を身に着けたい
という意欲的な方であれば、挑戦してみる価値はあるかもしれません。

 

もう一つは、軽貨物運送会社に所属して始める方法です。

 

こちらは既に多くの荷主様と契約しており、また運送会社同士で
仕事を与えたり、貰ったりというネットワークがありますので、
所属してすぐに働き始める事が可能です。

 

営業をする必要は一切ないのです。

 

その会社から与えられた荷主の元に派遣されて働くといった
イメージになります。

 

ご自身の働きたい曜日や時間帯などのスタイル、
収入の希望などを伝えると、
それに合わせた仕事を紹介してもらえます。

 

例えばシロネコ軽貨物便という会社に所属したとすると、
そのシロネコ軽貨物便が佐川急便やヤマト運輸や

 

Amazon、大中小の会社などから仕事を貰い、
その仕事を配分してくれることになります。

 

ですので、働く先は佐川急便、ヤマト運輸やAmazonなどの
大手企業から大中小の企業やお店など様々になります。

 

大抵の軽貨物運送会社は社員として雇うよりも、
委託契約という形で契約し、
ドライバーは仕事を請け負う形になります。

 

ですので個人事業主として働くということになります。

 

会社に出勤して、帰りも立ち寄るという事はほぼなく、
荷物を積む場所に直行し、帰りは最後に荷物を下ろした出先から
直帰することになります。

 

車も大抵の会社はレンタルやリースで貸し出しもありますので、
最初から自前で車を用意する必要もなく、
とりあえず始めてみたいという場合には適しています。

 

所属するとすぐに車の購入を勧められるところは注意してください。
購入してしまうと、やめるに辞めれず、

 

のちのちまで、車の支払いも負担となってしまいますので、
この業界で長くやっていくと決めてからでも
購入は遅くはありません。

 

求人広告などを探すと、いろいろな軽貨物運送会社が
見つかるかと思います。

 

一度連絡を取って、面談などをして話してみて、
契約内容や印象などを確かめておくのがいいでしょう。

 

評判の良くないと噂の会社もありますので、
気になるようでしたら、実際に会って話してみるのが一番です。

 

以上、お伝えしたように、軽貨物運送を始めるには、
免許証さえあれば、他には資格もいらずに
簡単に開始する事ができます。

 

また割と自由な仕事で、人間関係のわずらわしさも無く、
そういった苦労をしたくないという方には最適な仕事ですので、
自分の人生をより楽しみたい方には向いていると言えるでしょう。

 

カテゴリ:軽貨物運送の始め方 

黒ナンバー取得の流れ

軽での運送事業を始めたい場合に必須なのが黒ナンバーです。

 

 

取得の方法はかなり簡単で、自分でも出来るので、

 

時間のある方はご自身でおこなってみるのもいいでしょう。

 

 

まず行くところはナンバーに記載される地域を管轄している、

 

「運輸支局」というところになります。

 

 

その次に同管轄の「軽自動車検査協会」になります。

 

 

必ず2か所に行かなくてはならないのですが、

 

同じ敷地にある場合と、

 

地域によっては少し離れている場合もあるので、

 

良く調べてから行きましょう。

 

 

そして、これらの手続きを行うところはお役所です。

 

午後4時までに書類を提出する事が必要です。

 

 

ギリギリに行って少しでも午後4時を過ぎると、

 

きっちりと受付拒否されますので注意しましょう。

 

 

 

まず始めに、「運輸支局」に行くのですが、

 

そこで提出する書類は以下の4種類となります。

 

 

提出する書類は、インターネットで入手できるので、

 

印刷してから、あらかじめ記入して行く方がいいかと思います。

 

 

特に「運賃料金表」というものを提出するのですが、

 

以下のリンクから運賃料金表が印刷できます。
↓↓↓
「運賃料金表」ダウンロード

 

 

割と細かく記入しないといけませんので、

 

その場で書くと時間が掛かってしまいます。

 

この運賃料金表というものは、本来であれば社員を雇って

 

その社員に支給する運賃を記入するのですが、

 

軽貨物運送は個人の方が業務委託契約で個人として始める方が

 

多いかと思います。

 

 

ですので、請負先の会社がまだ決まっていない場合など、

 

黒ナンバーを取得する時点では、

 

賃金が分からない事もあるかもしれません。

 

 

そのような場合は、個人事業主でもありますので、

 

自分に運賃をどれ位支給するのかという観点で

 

記載すれば大丈夫です。

 

厳密に額をチェックされるわけではありませんので。

 

 

 

その他に

 

「貨物軽自動車運送事業経営届出書」、

 

「事業用自動車等連絡書」、

 

「車検証のコピー」

 

が必要となります。

 

 

「貨物軽自動車運送事業経営届出書」は国土交通省の

 

以下のURLからダウンロードして印刷できますので、

 

あらかじめ記入しておくと良いでしょう。

 

車検証を参考にすれば、難しい記入項目は無いかと思います。

 

「貨物軽自動車運送事業経営届出書」ダウンロード

 

 

 

「事業用自動車等連絡書」は各管轄地域のホームページから

 

入手できますが、神奈川県であれば以下になります。

 

こちらも車検証を参考にすれば記入できる内容になります。

 

「事業用自動車等連絡書」ダウンロード

 

 

 

以上の4点の書類を提出し、発行された「事業用自動車等連絡書」を

 

持って、「軽自動車検査協会」に向かう事になります。

 

ここでは、実際に黄色ナンバーを外して、

 

黒ナンバーを貰う事になります。

 

ですので、外した黄色ナンバーを持参するか、

 

その場まで黒ナンバーにしたい軽自動車で向かわなければなりません。

 

「軽自動車検査協会」でも書類を提出するのですが、

 

管轄によって多少異なりますので、担当の管轄に問い合わせてみるのが

 

よいでしょう。

 

 

それ程難しくはないですが、

 

書けないと思ったら代書屋さんもありますので任せるとよいでしょう。

 

だいたい早ければ30分も掛からずに

 

新しいナンバーを発行してもらえるかと思います。

 

 

 

以上が黒ナンバー取得のための流れになります。

 

 

 

 

始める前に知っておきたい、軽貨物運送で必要な経費・道具は?

 

 

 

 

カテゴリ:軽貨物運送の始め方 

軽貨物運送業とは?

軽貨物運送業とは読んで字のごとく、

 

軽貨物車で運送業、配送業を営む事をいいます。

 

 

気にしていないと気付かないかもしれませんが、

 

通常の軽自動車は黄色いナンバーを付けているのですが、

 

軽貨物運送で走り回っている車は、

 

たいてい黒いナンバーが付けられています。

 

 

普通自動車以上であれば緑色のナンバーにあたるのが、

 

軽自動車では黒いナンバープレートなんです。

 

 

 

軽貨物運送業者かはナンバーを見れば分かる

この黒いナンバーを取得すれば、

 

軽貨物運送業としてスタートをする事ができるのです。

 

 

こうして、運送業を軽貨物車で行なうのが

 

軽貨物運送業ということになります。

 

 

 

黒ナンバーは書類を提出するだけで簡単に取れますので、

 

あとは車両を用意するだけで、

 

案外簡単に始められるのが軽貨物運送なのです。

 

 

 

実は黄色いナンバーのままでも配送する事はできるのですが、

 

配送する事自体はできるだけで、

 

ボランティアで配送する方はあまりいないでしょうから、

 

賃金を貰って配送する仕事、事業ということになれば、

 

やはり黒ナンバーは必須です。

 

 

黒ナンバーでなくても軽貨物者が出来る例外がある

ちなみに許可を取っていれば黄色いナンバーのままでも

 

賃金を貰って配達する事は可能ですが、

 

繁盛期だけ使われている車はこの形態が多いのですが、

 

通年、本業として行うには、業務を委託する側も

 

黄色ナンバーには仕事を与えないところが多いので、

 

軽貨物運送を始めるには、黒ナンバーは必須と思って間違いないでしょう。

 

 

カテゴリ:軽貨物運送の始め方 

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